【体罰問題】柔道・浅見八瑠奈は告発した15人の中のひとりだった

日本柔道女子で圧倒的な強さを見せた谷亮子。

その後継者として当時注目されていたのが浅見八瑠奈だ。

浅見八瑠奈は世界選手権を2連覇するなど、日本柔道女子の48kg級における期待の星だった。

しかし、出場すれば金メダル確実と囁かれていたロンドン五輪はまさかの落選。誰もがこの現実に驚きを隠すことができなかったことだろう。

今回は浅見八瑠奈の苦悩と過去の体罰問題にフォーカスをあてた。

今もなお注目される「柔道・浅見八瑠奈と体罰問題」

浅見八瑠奈のプロフィール

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浅見八瑠奈(あさみ はるな、1988年4月12日 – )は、愛媛県伊予市出身の日本人の女子柔道選手である。階級は48キロ級。血液型はA型。段位は四段。組み手は右組み。得意技は背負投、体落、袖釣込腰。父親は講道館杯や体重別等で優勝経験のある浅見三喜夫。

ロンドンオリンピック代表落選
5月の体重別では、初戦で藤枝順心高校の岡本理帆に1-2の判定で敗れたことにより、これまでのロンドンオリンピック代表争いで大きくリードしてきた実績が考慮されず、結果として今大会優勝した福見に代表の座を譲る形となった。

なお、体重別の1ヶ月前からずっと緊張していて、1週間前からは寝られなくなっていたという。体重別終了後の強化委員会による代表選考会議では、48kg級の選考に時間が割かれた。

一部では世界選手権2連覇の実績を有する浅見を推薦する声も出掛かっていたが、強化委員長の吉村和郎が「1週間前から寝られなかった」という浅見の言葉に反応して、これではオリンピックでプレッシャーに打ち勝てないと苦言を呈すると、全柔連会長の上村春樹が優勝した福見を強く推薦したために、福見選出の方向に流れが決まったという。

ある出席者は「この展開で浅見を選べば世間は納得しないだろう」と感想を述べた。しかしながら、浅見は今大会に1勝していれば代表当確だったともいう。

柔道サイト eJudoからは、「48kg級の代表選考は、浅見と福見による世界王者同士が直接対決で勝負をつけるしかもはや公正明大な決定の仕方がないと思われるケースであった。しかし、この大会は最終選考会と銘打たれながら、オリンピック代表選考には関係ない選手も参加させてのトーナメント戦という性格も有している。そのため、ロンドンオリンピック出場の可能性が全くない“夾雑物”である岡本理帆に引っ掻き回され、世界王者同士の直接対決を経た上での代表決定というシナリオが完全に狂ってしまった」という指摘もなされた。

引用: Wikipedia 

 

Focus 1: 浅見八瑠奈も告発したとされる“体罰問題”の真相

 

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2013年、日本柔道女子の強化合宿において監督などによる体罰があったとして、世間はその問題で持ち切りとなっていた。

至るところで生じている体罰問題だが、通常は闇に葬られてしまう。が、日本柔道女子の選手らは告発に踏み切った。その背景には選手らの“失望”と“怒り”があったのである。

 

柔道女子の告発文

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選手からのメッセージ全文
(原文のまま掲載しています。)

皆様へ

この度、私たち15名の行動により、皆様をお騒がせする結果となっておりますこと、また2020年東京オリンピック招致活動に少なからず影響を生じさせておりますこと、先ず以て、お詫び申し上げます。私たちが、JOCに対して園田前監督の暴力行為やハラスメントの被害実態を告発した経過について、述べさせていただきます。

私たちは、これまで全日本柔道連盟(全柔連)の一員として、所属先の学校や企業における指導のもと、全柔連をはじめ柔道関係者の皆様の支援を頂きながら、柔道を続けてきました。このような立場にありながら、私たちが全柔連やJOCに対して訴え出ざるを得なくなったのは、憧れであったナショナルチームの状況への失望と怒りが原因でした。

指導の名の下に、又は指導とは程遠い形で、園田前監督によって行われた暴力行為やハラスメントにより、私たちは心身ともに深く傷つきました。人としての誇りを汚されたことに対し、ある者は涙し、ある者は疲れ果て、又チームメイトが苦しむ姿を見せつけられることで、監督の存在に怯えながら試合や練習をする自分の存在に気づきました。代表選手・強化選手としての責任を果たさなければという思いと、各所属先などで培ってきた柔道精神からは大きくかけ離れた現実との間で、自問自答を繰り返し、悩み続けてきました。

ロンドン五輪の代表選手発表に象徴されるように、互いにライバルとして切磋琢磨し励まし合ってきた選手相互間の敬意と尊厳をあえて踏みにじるような連盟役員や強化体制陣の方針にも、失望し強く憤りを感じました。







今回の行動をとるにあたっても、大きな苦悩と恐怖がありました。
私たちが訴え出ることで、お世話になった所属先や恩師、その他関係の皆様方、家族にも多大な影響が出るのではないか、今後、自分たちは柔道選手としての道を奪われてしまうのではないか、私たちが愛し人生を賭けてきた柔道そのものが大きなダメージを受け、壊れてしまうのではないかと、何度も深く悩み続けてきました。

決死の思いで、未来の代表選手・強化選手や、未来の女子柔道のために立ち上がった後、その苦しみは更に深まりました。私たちの声は全柔連の内部では聞き入れられることなく封殺されました。その後、JOCに駆け込む形で告発するに至りましたが、学校内での体罰問題が社会問題となる中、依然、私たちの声は十分には拾い上げられることはありませんでした。

一連の報道で、ようやく皆様にご理解を頂き事態が動くに至ったのです。

このような経過を経て、前監督は責任を取って辞任されました。
前監督による暴力行為やハラスメントは、決して許されるものではありません。
私たちは、柔道をはじめとする全てのスポーツにおいて、暴力やハラスメントが入り込むことに、断固として反対します。

しかし、一連の前監督の行為を含め、なぜ指導を受ける私たち選手が傷付き、苦悩する状況が続いたのか、なぜ指導者側に選手の声が届かなかったのか、選手、監督・コーチ、役員間でのコミュニケーションや信頼関係が決定的に崩壊していた原因と責任が問われなければならないと考えています。前強化委員会委員長をはじめとする強化体制やその他連盟の組織体制の問題点が明らかにされないまま、ひとり前監督の責任という形を以て、今回の問題解決が図られることは、決して私たちの真意ではありません。

今後行われる調査では、私たち選手のみならず、コーチ陣の先生方の苦悩の声も丁寧に聞き取って頂きたいと思います。暴力や体罰の防止は勿論のこと、世界の頂点を目指す競技者にとって、またスポーツを楽しみ、愛する者にとって、苦しみや悩みの声を安心して届けられる体制や仕組み作りに活かして頂けることを心から強く望んでいます。

競技者が、安心して競技に打ち込める環境が整備されてこそ、真の意味でスポーツ精神が社会に理解され、2020年のオリンピックを開くに相応しいスポーツ文化が根付いた日本になるものと信じています。

2013年(平成25年)2月4日
公益財団法人全日本柔道連盟女子ナショナルチーム国際強化選手15名

ソース: NHKニュース(※リンク切れ)

なお、この体罰問題は今もなお浅見八瑠奈に関連する情報として検索され続けている。

その理由は明らかで、体罰を告発した15人の選手のひとりが浅見八瑠奈だと言われているため。(もちろん、確固たる証拠はないが・・・)

現時点で検索エンジンを用いて浅見八瑠奈で検索すると、「体罰」という関連キーワードが表示される。これは上記が原因なのだ。


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Focus 2: なぜここまで浅見八瑠奈と体罰問題が照らし合わされるのか?

 

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言うまでもなく浅見八瑠奈が暴力行為を働いたわけではない。

確かに園田氏の体罰問題は今も記憶に新しいが、なぜここまで浅見八瑠奈と照らし合わされるのか。

それはやはり体罰が浅見八瑠奈のロンドン五輪落選に影響していたのでは?という疑問から来ているのだろう。

事実、体罰問題で処分された園田氏は体罰が日常茶飯事であったこと、選手の勝敗に関係なく殴る蹴るの暴行、練習中に「お前なんか死ね!」などの暴言、極めつけは「お前なんか柔道やってなかったらブタや!」と選手らに心無い言葉を放っていた。

さらにはセクハラをはじめ、パワハラも日常的に行われていたようで、これに浅見八瑠奈が精神を病んだとも考えられる。

また、園田氏の体罰問題だけでなく、テレビで生中継されたロンドン五輪の代表発表会見もまた、選手らに十分な説明もないまま、代表選手と落選した選手が同席して行われたということで、浅見八瑠奈に何らかの影響があったという声もある。

結局のところ、浅見八瑠奈がロンドン五輪を落選した理由は「プレッシャーに打ち勝てない状態だった」とされているが、それは全日本柔道連盟に問題があったからに他ならない。

つまり、浅見八瑠奈は連盟に振り回されたことで苦悩の柔道人生を送ることになったのだ。


 

Focus 3: 復活に向けて健闘した浅見八瑠奈だったが・・・

 

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ロンドン五輪落選の翌年、浅見八瑠奈は休養という決断をくだした。

理由は「心身のリフレッシュを図るため」としたが、その後は復活に向けて切磋琢磨する日々を送る。

しかし、その後は成績が振るわず、結果を残せない状態が続く。
それでも前を向いて柔道に取り組んだ浅見八瑠奈だったが、目標にしていたリオ五輪の切符を逃してしまう。

その試合後に浅見八瑠奈は次のように語った。

「自分の技が相手とかみ合わず、本来の柔道ができなかった。4年間の思いがあってここに懸けていたので、いつもと違った。プレッシャーも怖さも全身で受け止めたが、勝つことは難しい」

「これが実力。自分のベストは尽くしたので後悔はない」

なお、今後については未定だという。

はたして今後、浅見八瑠奈が活躍する姿を再び見ることはできるのだろうか。

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